こんにちは、トレンドリーマンことトレリです。
上場企業でJTやNTTのように財務省や総務省が株主にいる企業も中にはあります。
公的機関(国を販売先にしている企業ってあるのかな?と調べてみました。
全てを調べるには無理なのでジャンルを【インフラ系】に絞って探してみました。
そうするとありました。
国を相手にする = 業績が安定しているイメージがありますが実態は?も含めて調べてみました。
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国や行政が販売先の企業一覧【インフラ編】
配当利回り順
国として企業に委託している業種としては、インフラ系が多くなると思います。
国土交通省やNEXCO、各市町村などからの依頼が来ている企業を配当利回り順に明記しました。
安定しているからか利回り3.0%以上の企業が多い感覚はあります。
ここから上位をさらに細かく見ていきます。
【3431】宮地エンジニアリンググループ:【販売先】国土交通省
四季報より
【特色】宮地鉄工所、宮地建設工業が統合。橋梁・建築とも施工力強い。傘下に旧三菱重工系エンジ会社
【連結事業】橋梁・建築等100 <23・3>
【急反発】今期受注計画933億円(前期比4割増)に対し滑り出し鈍いが後半に大型工事獲得。中国自動車道の大規模更新工事が引き続き貢献。九州地区の護岸工事用ケーソン納入効く。民間の鉄道橋は関東、関西とも順調。営業益急反発。大幅増配。
【資本効率】配当性向60%メドに今期並み配当を維持向上、PBR改善、ROE10%超目指す。鉄道高架化など民間難工事に注力。
【業種】 建設・土木 時価総額順位 37/123社
パスコ (9232):【販売先】各市町村,各都道府県
四季報より
【特色】セコム傘下の航空測量最大手。公共測量依存からの脱却掲げ衛星測量参入。海外はODAに注力
【連結事業】空間情報サービス・国内公共部門87、同・国内民間部門9、同・海外部門4 <23・3>
【反動減】国内公共は盛土調査好調も航空測量減少。民間は前期大型計測受注の剥落響く。海外は3次元地図データ整備減。人件費も増え営業益反動減。衛星打ち上げ失敗に伴う保険金受け取りで純益拡大。記念配。
【3カ年中期計画】再構築期として基盤強化に総額120億円(直近3年間比30%増)投資する計画。横浜市と防犯灯管理一元化と効率化目指しDX推進で実証実験。
【業種】 他産業サービス・製品 時価総額順位 100/283社
ノバック (5079):【販売先】国土交通省
四季報より
【特色】高速道路、橋梁、下水道など土木工事に強み、建築はマンション、工場、学校など大型案件に実績
【単独事業】土木工事44(15)、建築工事56(2)、他0(48) <23・4>
【記念配】期初受注残は442億円(前期比15%増)。低採算の建築が比重増、高粗利の土木減少痛い。建築は資材、労務費高響き一部価格再交渉進めるが吸収難。土木は追加工事見込めず低調。営業益続落。保険解約特益も剥落だが、記念配で大幅増配。
【新商圏開拓】九州など新商圏開拓狙ってM&A、提携など検討継続。姫路市の新本社ビル計画は急がず基本プラン策定注力。
【業種】 建設・土木 時価総額順位 65/123社
ピーエス三菱 (1871):【販売先】NEXCO各社
四季報より
【特色】UBE三菱セメント系。建築・土木を総合展開。PC(プレストレストコンクリート)橋梁首位級
【連結事業】土木64(16)、建築33(7)、製造2(8)、他1(45) <23・3>
【小反発】6月末受注残1761億円(前年同期比21%増)。土木は高速道路更新など完工増に加え、設計変更が想定超。建築で低採算工事の比率高まるも、前号比で営業益やや上振れ。中間配再開、連続増配。
【新開発】速硬性高く初期強度得やすいプレキャスト部材用コンクリートを開発。製造過程のCO2排出も抑制。北海道新幹線八雲軌道スラブ製作運搬を34億円で受注。
【業種】 建設・土木 時価総額順位 40/123社
オリエンタル白石 (1786):【販売先】ネクスコ中日本
四季報より
【特色】コンクリ橋、鋼橋を手がける橋梁の総合建設。ケーソン工事でシェア7割。伊藤忠が筆頭株主
【連結事業】建設82(9)、鋼構造物12(6)、港湾6(0)、他0(-8) <23・3>
【横ばい】6月末受注残908億円(前年同期比1%増)。新設橋梁やケーソンなど手持ち工事は順調に進捗。ただ、前期の大型工事設計変更に伴う収益押し上げ剥落。営業益横ばい。営業外に伊藤忠との提携費用。
【生産性向上】河川水位に応じ昇降する架設桁用いた工法を熊谷組などと開発、施工難しい出水期も工事可能に。伊藤忠から調達の50億円は地場ゼネコン買収等に充当。
【業種】 建設・土木 時価総額順位 34/123社
鉄建建設 (1815):【販売先】東日本旅客鉄道
四季報より
【特色】鉄道工事に強いが、道路・トンネル、集合住宅工事等も展開。JR東が追加出資し持分法会社化
【連結事業】土木工事53(2)、建築工事45(-2)、不動産2(10)、付帯0(2)、他0(67)【海外】8 <23・3>
【反 発】6月末単体受注残は2641億円(前年同期比14・7%増)。建築は資材高騰の影響残るが、物流・住宅が貢献。土木は鉄道の新線建設と改良工事、高速道路の大規模更新工事が牽引。営業益上向く。前期に続き、今期も固定資産売却特益。
【深 耕】JR四国予讃線の跨線橋が竣工。地方でのインフラ整備深耕。高速道路更新・耐震補強の受注拡大へ設計体制強化。
【業種】 建設・土木 時価総額順位 44/123社
水道機工 (6403):【販売先】各地方公共団体
四季報より
【特色】水処理業界の先駆で東レの傘下。上水道施設向け浄水処理設備が主。官需9割。サウジは撤退へ
【連結事業】上下水道94(4)、環境3(-19)、機器3(9) <23・3>
【続 落】期初受注残は最高水準。だが、営業停止や指名停止処分、協業案件の営業自粛響き、新規受注数量下押す。前期寄与の大口案件が剥落。後半挽回でも、人件費や開発負担などかさみ、営業益続落。サウジ持分投資損失は引当金戻入益で吸収。
【メンテ】浄水場向け拠点増やし、根強い設備更新や改修需要への対応強化。資材高や調達難はやや和らぐも価格転嫁に努力。
【業種】 設備機器・部品 時価総額順位 98/115社
人・夢・技術グループ (9248):【販売先】国土交通省
四季報より
【特色】水処理業界の先駆で東レの傘下。上水道施設向け浄水処理設備が主。官需9割。サウジは撤退へ
【連結事業】上下水道94(4)、環境3(-19)、機器3(9) <23・3>
【続 落】期初受注残は最高水準。だが、営業停止や指名停止処分、協業案件の営業自粛響き、新規受注数量下押す。前期寄与の大口案件が剥落。後半挽回でも、人件費や開発負担などかさみ、営業益続落。サウジ持分投資損失は引当金戻入益で吸収。
【メンテ】浄水場向け拠点増やし、根強い設備更新や改修需要への対応強化。資材高や調達難はやや和らぐも価格転嫁に努力。
【業種】 設備機器・部品 時価総額順位 98/115社
アジア航測 (9233):【販売先】国土保全コンサルタント
四季報より
【特色】航空測量3位。GIS(地理情報システム)等の情報システムとコンサルが柱。官公庁向けが過半
【連結事業】社会インフラマネジメント61、国土保全コンサルタント32、他7 <22・9>
【増 勢】社会インフラは行政支援着実。国土コンサルも堅調だが、DX投資、賃上げ重荷で前号比営業増益幅縮小。連続増配。24年9月期は社会インフラは行政支援が堅実、再エネの適地調査が伸長、国土コンサルは強靭化関連のレーザー計測が増加。
【地域貢献】香川県善通寺市と大規模災害の連携協定締結、地域貢献の一環。CO2吸収で森林調査が増勢、脱炭素が追い風に。
【業種】 他産業サービス・製品 時価総額順位 115/283社
まとめ
国を販売先にしている企業は比較的業績が安定しています。
増配中銘柄
宮地エンジニアリンググループ(3431) / パスコ(9232) / ノバック(5079) / アジア航測(9233)
それに伊藤忠が筆頭株主になったオリエンタル白石(1786)
は、売上も株価も上昇中で割安の掘り出し物もありそうで監視銘柄にしておきます。
業績低迷中の3業種
鉄建建設(1815)/ 水道機工(6403) / 人・夢・技術グループ
は、監視銘柄からは外します。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。